米音楽界が一夜で結束 USAフォー・アフリカが「ウィ・アー・ザ・ワールド」を録音

【ロサンゼルス 1月28日】

本日未明、アメリカ西海岸ロサンゼルスのスタジオにおいて、USAフォー・アフリカによるチャリティ楽曲『ウィ・アー・ザ・ワールド』のレコーディングが行われた。アフリカを中心とする深刻な飢饉への支援を目的に、米国の音楽界を代表する歌手や演奏家が一堂に会した。

この企画は、英国で成功を収めたチャリティ曲「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」に触発されて発案されたもので、制作総指揮には音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズが就任した。楽曲は、シンガーソングライターのマイケル・ジャクソンとライオネル・リッチーが共作している。

レコーディングは、全米音楽賞授賞式の終了直後という深夜帯に実施され、ポップ、ロック、ソウルなどジャンルを超えた多数の著名アーティストが参加した。スタジオ入口には「エゴを持ち込むな」との注意書きが掲げられ、全員が目的を共有したうえで、短時間に集中して録音が進められたという。

完成した楽曲は、音楽の力によって人道支援を訴える象徴的な試みとして、近日中の発表が予定されている。売上は飢饉救済のために寄付される見通しであり、今回の録音は、米国のみならず世界の音楽界が社会的課題に向き合う大きな節目となりそうだ。

— RekisyNews 文化面 【1985年】

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