大相撲に新時代の幕 玉の海と北の富士、同時横綱昇進

【東京 1月28日】

日本相撲協会は本日、当時ともに大関として活躍していた玉の海と北の富士の横綱昇進を正式に発表した。二人はそれぞれ第51代、第52代横綱となり、同時昇進は大相撲史上でも極めて異例の出来事として注目を集めている。

玉の海は、鋭い立ち合いと前に出る圧力を武器に、安定した成績を積み重ねてきた。一方の北の富士は、体格を生かした堂々たる相撲と勝負強さで観客を魅了し、場所ごとに存在感を高めていた。両者は近年の本場所で優勝争いを演じ、横綱昇進の条件とされる成績・内容ともに申し分ない評価を受けた。

今回の同時昇進により、土俵上の勢力図は大きく塗り替えられることになる。角界関係者の間では、二横綱による新たなライバル関係が、大相撲人気をさらに押し上げるとの期待が高まっている。ファンからも「実力伯仲の二人が横綱として並び立つ姿を早く見たい」との声が相次いだ。

昭和の相撲界は、戦後の混乱期を経て再び活況を呈しつつある。今回の横綱同時誕生は、その象徴的な出来事として長く記憶されることになりそうだ。

— RekisyNews スポーツ面 【1970年】

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