【越後国 1月28日】
越後国において本日、長尾家の内情に大きな転機が訪れた。守護代家臣として国政を担ってきた長尾景虎が家督を正式に継承し、越後支配の要衝である春日山城へ入城した。近年続いた国内の混乱を経て、若き当主のもとで新たな統治体制が始動することとなる。
景虎はこれまで、越後守護上杉氏の内紛や国衆間の対立を背景に、実務と軍事の両面で頭角を現してきた人物である。とりわけ国内の反乱鎮圧や秩序回復において果断な行動を見せ、国人層からの支持を徐々に集めていた。今回の家督相続は、そうした実績を背景としたものとみられる。
春日山城は越後国の政治・軍事の中心であり、その入城は単なる居所の移動にとどまらず、越後支配の主導権を明確に示す動きと受け止められている。城下では家臣団の参集が相次ぎ、軍備や政務の整備が急ピッチで進められている模様だ。
一方、周辺諸国では関東や北信濃をめぐる情勢が不安定さを増しており、越後の動向は他国の武将たちからも注視されている。新当主・景虎が今後、内政の安定を優先するのか、それとも外征に打って出るのか、その判断が地域全体の勢力図を左右する可能性もある。
家督相続と入城を果たした長尾景虎は、若年ながらも強い決断力を備えた人物として知られる。この日の春日山入城は、越後国の歴史に新たな章を刻む出来事として、長く記憶されることになりそうだ。
— RekisyNews 戦国面 【1549年】
