三井三池炭鉱で労使対立激化 会社がロックアウト、全山無期限ストへ

三井三池争議

【福岡・大牟田 1月25日】

福岡県大牟田市の三井三池炭鉱をめぐる労使対立は本日、重大な局面を迎えた。三井鉱山が炭鉱をロックアウトし、これに対抗して全山の労働組合が無期限ストライキに突入した。戦後最大級とされる産業争議は、ついに全面衝突の段階に入った。

会社側は経営合理化の一環として大量解雇を含む人員整理を進めてきたが、労組側は生活と雇用を守る立場からこれに強く反発していた。交渉は長期にわたり平行線をたどり、妥結の糸口が見えないまま、本日の強硬措置に踏み切られた

ロックアウトにより坑内作業は全面停止し、炭鉱周辺では労組員が集結して抗議行動を展開している。警戒にあたる警察部隊の姿も見られ、現地は緊張感に包まれている。関係者の間では、争議が地域社会やエネルギー供給に与える影響を懸念する声も上がっている。

この争議は、高度経済成長期における企業合理化と労働者の権利をめぐる象徴的な対立として、全国的な注目を集めており、今後の推移が日本の労使関係に大きな影響を与える可能性がある。

— RekisyNews 社会面 【1960年】

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