【兵庫・宝塚 1月25日】
本日未明、兵庫県宝塚町にある宝塚大劇場で大規模な火災が発生した。出火は舞台裏とみられ、炎は瞬く間に劇場内部へと広がり、舞台設備や客席を含む主要部分が焼失した。幸い、発生時に公演は行われておらず、人的被害は報告されていない。
宝塚大劇場は、宝塚歌劇団の本拠地として知られ、大正期の開場以来、独自の舞台芸術を育んできた。関係者によれば、出火当時は照明・舞台装置の点検作業中であったとされ、当局が詳しい原因を調査している。
火災発生を受け、歌劇団と運営側はただちに復旧方針を決定。昼夜兼行で復旧工事を進めることを表明し、舞台機構や客席の再建、消防設備の強化を急ぐ考えを示した。工事は異例の速さで進められる見通しで、4月1日開幕予定の星組公演から再開する計画が発表されている。
突然の火災は、全国の歌劇ファンに大きな衝撃を与えた。一方で、再開に向けた迅速な対応には期待の声も多く、宝塚歌劇の象徴である大劇場の復興は、文化界にとっても重要な意味を持つとみられる。
今回の火災は、劇場建築における防火対策のあり方を改めて問いかける出来事となった。宝塚大劇場が再び華やかな舞台を取り戻すまで、その動向が注目される。
— RekisyNews 文化面 【1935年】
