連続殺人犯テッド・バンディに死刑執行

テッド・バンディ

【フロリダ州レイフォード 1月24日】

米国で数々の若い女性を殺害した連続殺人犯、テッド・バンディに対する死刑が本日未明、フロリダ州立刑務所で電気椅子によって執行された。1970年代に全米を震撼させた一連の事件は、被害者数の多さと犯行の残虐性、そして犯人自らが裁判で弁護を行う異例の姿勢により、長年にわたり国民の記憶に刻まれてきた。

バンディは複数州で女性を誘拐・殺害したとして起訴され、1979年にフロリダ州で死刑判決を受けた。判決後も再審請求や証言の翻意などを繰り返し、執行は幾度も延期されたが、最終的に州知事が恩赦を認めず、処刑が確定した。執行直前には被害者遺族や支援団体が刑務所周辺に集まり、正義の実現を訴える声が上がった一方、死刑制度そのものに対する反対の声も聞かれた。

この処刑により、長く続いた事件の法的決着はついた。しかし、連続殺人という社会的惨事が残した傷は深く、犯罪報道のあり方や死刑制度の是非をめぐる議論は、今後も続くものとみられる。

— RekisyNews 社会面 【1989年】

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