ザ・タイガース、日本武道館で解散コンサート

【東京 1月24日】

グループ・サウンズ(GS)を代表する人気バンドの ザ・タイガース 24日、東京日本武道館において解散コンサートを開催した。1960年代後半の音楽シーンを席巻したGSブームの象徴的存在が、この日の公演をもって活動に幕を下ろした。

会場には多くの若者や往年のファンが詰めかけ、客席は開演前から熱気に包まれた。ステージでは、デビュー当時からの代表曲が次々と演奏され、メンバーの一挙手一投足に大きな歓声が送られた。演奏の合間には、これまでの活動を振り返る言葉も語られ、別れを惜しむ空気が会場全体に広がった。

ザ・タイガースは、エレキギターを前面に押し出したサウンドと洗練された歌唱で、若者文化の象徴として一時代を築いた存在である。その解散は、単なる一グループの終焉にとどまらず、グループサウンズブームそのものの終息を象徴する出来事として受け止められている。

音楽関係者の間では、今後はフォークやロックなど、より多様な表現が主流になるとの見方が強まっており、日本の大衆音楽が新たな段階へ移行する節目として、この日の解散コンサートは記憶されることになりそうだ。

— RekisyNews 文化面 【1971年】

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