アメリカン川で砂金発見、西部に未曾有の熱狂広がる

川の砂鉱床で採掘に従事する金採掘者

【カリフォルニア 1月24日】

カリフォルニア州内を流れる アメリカン川 の河床でこの日、砂金が発見されたことが明らかになった。発見は川沿いで進められていた製材所建設の最中に起きたもので、作業に携わっていた者が水中にきらめく金属片を見つけたという。鑑定の結果、それが高純度の金であることが確認され、周辺地域に衝撃が走っている。

この発見は瞬く間に口伝えで広がり、周辺の入植者や労働者が仕事を投げ出して川へ殺到し始めた。農地や牧場、商店では人手不足が深刻化し、港町や街道では「金が出る川」の噂を確かめようとする人々の往来が急増している。地元当局は当初、混乱を避けるため情報の統制を試みたが、すでに各地に話は広まりつつある。

この出来事は、メキシコからアメリカ合衆国へと帰属が移ったばかりのカリフォルニアにとって、経済と人口構成を一変させかねない転機と見られている。東部や海外からも一攫千金を求める者が流入する可能性が高く、治安や土地所有をめぐる問題の発生も懸念される。

識者の間では、今回の砂金発見が単発に終わるのか、それとも大規模な金鉱帯の存在を示す前触れなのかについて、見解が分かれている。しかし、すでに現地では鍋や皿を手に川砂をすくう人々の姿が見られ、後に「カリフォルニア・ゴールドラッシュ」と呼ばれる事態の幕開けとなる可能性が高い。

— RekisyNews 経済面 【1848年】

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