【ワシントン 1月23日】
合衆国議会において本日、アメリカ先住民(インディアン)出身者として初めて、チャールズ・カーティス氏が上院議員に就任した。この出来事は、合衆国の政治史において画期的な一歩として注目を集めている。
カーティス氏はカンザス州選出の共和党員で、母方にカンザ族(カウ族)の血を引く人物である。幼少期は部族社会の中で育ち、先住民の言語や生活習慣にも親しんだ経歴を持つ。一方で、成長後は白人社会に身を置き、法律を学び、政治の世界へと進出した。
これまで合衆国議会は、白人男性を中心に構成されてきたが、今回の就任により、先住民が国家の中枢で政策決定に直接関与する道が初めて開かれた。とりわけ、先住民政策や土地問題、教育や同化政策をめぐる議論において、当事者の視点が反映される可能性が高まるものと期待されている。
一方で、先住民社会の中には、カーティス氏が同化政策に理解を示してきた経緯から、その立場に複雑な感情を抱く声もある。先住民の権利拡張につながるのか、それとも連邦政府の方針を補強する存在となるのか、その評価は今後の議会活動によって定まることになる。
いずれにせよ、今回の上院議員就任は、合衆国の多民族社会の現実を象徴する出来事であり、先住民と国家との関係が新たな段階に入ったことを示す歴史的転換点として記録されることになりそうだ。
— RekisyNews 政治面 【1907年】
