人気漫画『オバケのQ太郎』連載開始 子ども向け誌面に新風

【東京 1月22日】

この日発売された小学館の週刊少年サンデーにおいて、藤子不二雄による新作漫画『オバケのQ太郎』の連載が始まった。愛嬌のあるオバケと人間の少年たちとの日常を描く本作は、発売直後から読者の関心を集め、編集部にも好意的な反応が寄せられている。

物語の主人公は、ドジで憎めない性格のオバケ・Q太郎。人間界に居候するという設定のもと、学校生活や家庭での騒動が軽快なテンポで描かれる。恐怖や怪異を強調する従来のオバケ像とは異なり、親しみやすさと笑いを前面に出した作風が特徴で、低年齢層を中心に幅広い支持が期待されている。

藤子不二雄はこれまでも児童向け作品で知られてきたが、今回の連載では、日常のささやかな出来事をユーモアで包み込み、読後に温かさを残す構成が際立つ。誌面ではすでに、Q太郎の奇抜な行動や人間側の振り回されぶりが話題となっており、今後の展開次第では同誌を代表する連載に成長する可能性も指摘されている。

高度経済成長期を迎えつつある中、子どもたちの娯楽として漫画の存在感は増している。『オバケのQ太郎』は、そうした時代の空気を背景に、家庭と学校を舞台にした新しい笑いを提供する作品として、今後の動向が注目される。

— RekisyNews 文化面 【1964年】

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