社会奉仕団体「キワニス」、デトロイトで発足

【デトロイト 1月21日】

米国ミシガン州デトロイトにおいて本日、社会奉仕を目的とする新たな民間団体「キワニス」が正式に発足した。 実業家や専門職を中心とした有志が集まり、地域社会への貢献を通じて公共の福祉向上を図ることを目的としている。

発足の背景には、急速な都市化と工業化の進展により、都市部で顕在化する貧困や教育・福祉の課題がある。創設メンバーは、個人の慈善活動にとどまらず、組織的な奉仕活動によって地域社会に持続的な支援を行う必要性を強調した。特に子どもや青少年の健全育成、教育支援、地域共同体の強化が重要な使命として掲げられている。

キワニスは、会員相互の親睦と倫理の向上を重視しつつ、具体的な奉仕活動を通じて社会的責任を果たすことを理念としている。発足式では、営利を目的としない点と、宗派や政治的立場を超えて協力する姿勢が確認された。

この動きは、第一次大戦下で社会不安が広がる中、市民自らが公共善を担おうとする新たな潮流を象徴するものといえる。今後、同団体がデトロイトにとどまらず、他都市へと活動を広げる可能性も指摘されており、その動向が注目される。

— RekisyNews 社会面 【1915年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次