追号「大正天皇」と決定 先帝の御名、公式に定まる

大正天皇

【東京 1月19日】

宮内省は本日、前年12月に崩御した大行天皇の追号を「大正天皇」と定めたと正式に発表した。これにより、在位中に用いられていた元号「大正」が追号として採用され、先帝は今後、公的には「大正天皇」と称されることとなる。

追号とは、天皇の崩御後に贈られる称号であり、近代以降は一世一元の制に基づき、在位中の元号をもって追号とするのが慣例となっている。今回の決定もこの制度に則ったものであり、明治天皇に続く近代日本の追号の在り方を踏襲するものといえる。

大正天皇は、日露戦争後の国際情勢の変化や国内における政党政治の進展といった時代の中で在位し、その治世は「大正デモクラシー」と呼ばれる政治・社会の動きと深く結びついて語られてきた。追号の正式決定により、先帝の時代的位置づけが改めて明確化されることになる。

宮内省関係者は「追号の決定は皇室の儀礼として重要な節目であり、国家として先帝の御名を正式に定めるもの」と述べている。今回の発表を受け、今後は公文書や式典などにおいても「大正天皇」の追号が用いられることとなる。

この決定は、皇室の伝統と近代国家制度とが結びついた象徴的な出来事として、広く受け止められている。

— RekisyNews 皇室・政治面 【1927年】

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