【名古屋 1月18日】
プロ野球・名古屋ドラゴンズの経営をめぐり、本日、名古屋鉄道が球団経営から正式に撤退し、中部日本新聞社による単独経営体制へ移行することが明らかになった。これに伴い、球団は3年ぶりに旧来の名称「中日ドラゴンズ」へ復帰する。
名古屋ドラゴンズは、戦後の経営再建を目的として名古屋鉄道と中部日本新聞社の共同経営体制が敷かれ、1951年から「名古屋ドラゴンズ」の名称で活動してきた。しかし、経営方針や球団運営の主導権をめぐる調整が続く中、名古屋鉄道側が本日をもって経営から身を引く決断に至った。
これにより、球団運営は中部日本新聞社が全面的に担うこととなり、戦前・戦後を通じて親しまれてきた「中日ドラゴンズ」の名称が復活する。関係者によれば、名称復帰は地域との結びつきをより明確にし、球団の独自色を打ち出す狙いがあるという。
球団内部では、経営の一本化により意思決定の迅速化や編成面での柔軟な対応が可能になるとの期待が高まっている。一方、ファンの間では、名称復活を歓迎する声が多く聞かれ、再出発への象徴的な一歩として受け止められている。
今回の体制変更は、戦後プロ野球が企業経営と地域密着のあり方を模索する中での一つの転換点となりそうだ。
— RekisyNews スポーツ面 【1954年】
