【リスボン 1月17日】
本日、イタリア出身の探検家ジョバンニ・ダ・ヴェラッツァーノが、ヨーロッパからアジアへ至る新たな航路、いわゆる北西航路の発見を目指し、大西洋へ向けて出航した。今回の航海はフランス王フランソワ1世の後援を受けたもので、既存のスペイン・ポルトガル勢力に対抗する形で、新天地の探索と交易路開拓を狙う国家的事業とされている。
ヴェラッツァーノはこれまでにも地中海航海で経験を積んできた人物であり、未知の海域への挑戦において高い評価を受けてきた。今回の遠征では、西方へ進み北米大陸沿岸を探索し、アジアへ通じる海峡の存在を確認することが最大の目的とされる。もし成功すれば、長く危険なアフリカ南端回りや、スペイン勢が独占する西回り航路に代わる、新たな交易ルートが開かれる可能性がある。
一方で、北大西洋は荒天や未知の海流が多く、航海は極めて困難と見られている。さらに、到達が予想される新大陸沿岸には先住民が暮らしており、接触の行方も不透明である。この航海の成否は、今後の大航海時代の勢力図を左右する重要な試みとして、各国から注目を集めている。
— RekisyNews 国際面 【1524年】
