ヴェルディ川崎、初代年間王者に 合計3-1で鹿島を退ける

【東京 1月16日】

サッカーJリーグ初年度の年間王者を決めるチャンピオンシップ第2戦がきょう国立競技場で行われ、ヴェルディ川崎と鹿島アントラーズは1-1で引き分けた。春秋2ステージ制の覇者同士が激突した大一番は、第1戦を2-0で先勝していたヴェルディが2戦合計3-1とし、記念すべき初代王座を手にした。 

試合は、逆転を狙う鹿島が前半からジーコを軸に圧力をかけ、38分、アルシンドがボレーで先制。スタンドは一気に熱を帯び、追撃の気配が濃くなった。だがヴェルディは柱谷哲二ら守備陣が踏ん張り、要所でボールを収めて試合を落ち着かせると、終盤に反撃へ転じた。

後半37分、相手守備の反則で得たPKを三浦知良が冷静に決めて同点。鹿島は勝ち越し点を求めて前線を厚くし、最後はロングボールを増やしたが、ヴェルディはセカンドボールを拾って時間を使い、逃げ切った。2試合制は合計スコアで決着し、PK戦や延長による最終決定は行われなかった。 

試合終了の笛と同時に場内には紙吹雪が舞い、肩車される選手の姿も見られた。表彰式では主将がトロフィーを高々と掲げ、観客席から大きなどよめきと歓声が上がった。開幕から各地で続いたサッカーブームは、この決勝でひとつの節目を迎え、来季へ向けて各クラブの補強と若手育成に注目が集まりそうだ。

— RekisyNews スポーツ面 【1994年】

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