足利義持、将軍宣下――父・義満は太政大臣に就任

足利義持

【京都 1月16日】

本日、室町幕府において大きな政権移行が行われた。将軍・足利義満の嫡子である足利義持が、朝廷より正式に将軍宣下を受け、第4代征夷大将軍に就任した。一方、父の足利義満は将軍職を離れ、新たに太政大臣へと任ぜられ、朝廷最高位の官職に就くこととなった

今回の人事は、武家政権と朝廷権力の関係を強く印象づけるものとなっている。義満は将軍在職中、南北朝の合一を成し遂げ、幕府権力を大いに強化してきた人物である。その義満が将軍職を子に譲りながらも、太政大臣として朝廷の中枢に位置することで、実質的な政治的影響力を保持する体制が明確となった。

新将軍となった義持は、これまで父の後継者として政治の実務に関与してきたが、今回の宣下により名実ともに幕府の頂点に立つこととなる。ただし、政務の多くは引き続き義満の意向が色濃く反映されると見られ、当面は父子による二重権力構造が続く可能性が高い。

公家社会では、武家の棟梁が太政大臣に就任するという前例の少ない事態に、驚きと警戒の声も上がっている。一方で、幕府内では政権の安定を評価する見方が強く、室町政権がさらなる権威を確立する転機として受け止められている。

今回の将軍宣下と太政大臣就任は、武家と朝廷の関係が新たな段階へ移行した象徴的な出来事として、後世に記されることになりそうだ。

— RekisyNews 政治面 【1395年】

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