赤坂で要人襲撃、岩倉具視重傷 不平士族の凶行

岩倉具視

【東京 1月14日】

本日朝、東京・赤坂喰違坂付近において、政府の重鎮である岩倉具視が、不平士族とみられる一団に襲撃される事件が発生した。岩倉は馬車で外出中のところを待ち伏せされ、刀や銃を用いた激しい攻撃を受けた。

現場では突然の襲撃により護衛が混乱し、岩倉は深手を負って倒れたものの、即座に周囲の警護が反撃し、命に別状はないとされる。襲撃者の一部はその場で取り押さえられ、残る者についても警察が行方を追っている。

当局の見解によれば、犯行は廃藩置県や秩禄処分など、明治政府の一連の改革に強い不満を抱く不平士族による政治的襲撃とみられる。岩倉は維新後の新政府体制を主導してきた人物であり、今回の事件は政府中枢を直接狙ったものとして衝撃を与えている。

政府はただちに治安強化を指示し、東京市中の警戒を厳重にした。関係者の間では、新政府の改革路線に対する反発が、ついに武力行使として噴出した象徴的事件との見方も出ている。

この「喰違の変」は、明治初期の政情不安と士族反乱の兆しを改めて浮き彫りにする出来事となり、今後の政府対応と士族政策の行方が注目される。

— RekisyNews 政治面 【1874年】

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