【パサデナ 12月30日】
米国の天文学者エドウィン・ハッブルは本日、渦巻星雲として知られてきた天体が天の川銀河の外に位置する独立した星の集団であることを示す研究成果を論文として発表した。これにより、宇宙は一つの銀河に限られるとする従来の見方が大きく揺らぐこととなった。
ハッブルは、カリフォルニア州の観測施設で撮影された写真乾板を精査し、アンドロメダ星雲などに含まれる変光星の周期と明るさを詳細に分析した。その結果、これらの天体までの距離は天の川の規模をはるかに超えると結論づけられ、渦巻星雲は銀河系外に存在する別個の銀河である可能性が示された。観測技術と理論を組み合わせた手法は、同分野で高い評価を受けている。
この発表は、宇宙の構造に関する理解を根底から改めるものとして、学界に大きな反響を呼んでいる。星雲をめぐる長年の論争に一つの決着を与える内容であり、宇宙が無数の銀河から成るとの見方が現実味を帯びてきた。専門家の間では、今後さらに遠方の天体観測が進むことで、宇宙像が一層広がるとの期待が語られている。
天文学は新たな段階に入った。観測によって宇宙の広がりが示された意義は大きく、今回の成果が後続研究の指針となることは間違いない。
— RekisyNews 科学面 【1924年】
