日経平均、史上最高値更新 取引所に熱気広がる

【東京 12月29日】

年末を迎えた本日の東京株式市場で、日経平均株価が算出開始以来の最高値を更新した。取引時間中には3万8957円44銭まで上昇し、終値も3万8915円87銭と、いずれも過去最高水準を記録した。大納会を前に、市場関係者の視線が一斉に株価ボードへ注がれる一日となった。

相場は朝方から買いが先行し、主力株を中心に値を伸ばした。背景には、企業業績の拡大期待や金融緩和の継続観測があり、投資家心理は強気に傾いている。とりわけ不動産や金融関連株への買いが目立ち、株価は節目を意識することなく上値を試す展開となった。

市場では「年内に一度は到達すると見られていた水準を大きく超えた」との声が上がり、活況を呈した売買の様子に驚きも広がった。一方で、急速な上昇に対する警戒感もくすぶっており、過熱感をどう受け止めるかが今後の焦点と指摘する向きもある。

この日の取引を終え、東京証券取引所の場内は年末特有の高揚感に包まれた。昭和の終わりに刻まれた最高値が、今後の相場の指標となるのか、市場の関心は新年の動きへと移りつつある。

— RekisyNews 経済面 【1989年】

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