韓国で現代自動車設立、国産自動車産業の礎築く

【ソウル 12月29日】

韓国において本日、国産自動車の製造を目的とする新たな企業、現代自動車が設立された。自動車産業の育成を国家的課題として掲げる中での船出となり、同国の工業化を象徴する動きとして注目を集めている。

同社は、これまで建設事業などで実績を重ねてきた現代グループを母体とし、自動車の国産化を通じて産業基盤の強化を図る狙いを持つ。関係者によれば、当面は海外技術の導入や提携を視野に入れつつ、将来的な独自生産体制の確立を目標に据えているという。国内需要の拡大に加え、輸送手段の近代化が急務とされる中で、自動車製造への期待は大きい。

政府関係者は、今回の設立について雇用創出と関連産業の波及効果を強調し、重化学工業政策の一環として後押しする姿勢を示している。一方、市中では「本格的な自動車製造が国内で可能になるのか」との慎重な見方もあり、技術力や生産体制の構築が今後の課題となりそうだ。

新会社の発足により、韓国の産業構造は新たな段階へ進むとみられる。自国の手で走る車を生み出す試みが、経済成長の原動力となるか、その行方に関心が集まっている。

— RekisyNews 経済面 【1967年】

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