【パリ 12月29日】
パリ・オペラ座バレエ団は本日、同団所属の舞踊家シルヴィ・ギエムをエトワールに昇進させたと発表した。19歳という異例の若さで最高位に就く快挙であり、名門バレエ団の歴史に新たな一頁が刻まれた。
ギエムは同日行われた舞台での演技を終えた直後、舞台上で昇進を告げられた。しなやかな身体能力と鋭い表現力を併せ持つ踊りは観客の喝采を浴び、関係者の間でも群を抜く技量と存在感が高く評価されてきた。幼少期より鍛えられた柔軟性と大胆な動きは、従来の型にとらわれない新鮮さを舞台にもたらしている。
エトワールはパリ・オペラ座バレエ団における最高位であり、限られた舞踊家のみが名を連ねる称号である。今回の決定は、同団が若い才能に大きな期待を寄せていることを示すものと受け止められている。観客席では驚きと喜びの声が交錯し、終演後も興奮冷めやらぬ様子が続いた。
今後、主要作品での主演が相次ぐ見通しで、若きエトワールが舞台芸術の行方にどのような新風を吹き込むのか、注目が集まっている。
— RekisyNews 文化面 【1984年】
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