京都駅前に新たな象徴 京都タワー展望室が開業

【京都 12月28日】

本日、京都駅前に建設された京都タワーの展望室が開業し、一般客の利用が始まった。白く細長い塔体は、伝統的な寺社建築が立ち並ぶ古都の景観の中で異彩を放ち、早くも市民や観光客の注目を集めている。

京都タワーは、京都駅の向かいに建設された京都タワービルの屋上に立つ構造で、展望室は地上約100メートルの高さに位置する。展望室からは、市街地はもとより、天候に恵まれれば比叡山や大阪方面まで見渡すことができ、これまでにない高所からの京都の眺望を提供する施設となった。

戦後復興と高度経済成長の進展を背景に、京都にも近代的な都市景観を象徴する建造物が求められてきた。京都タワーは「海のない京都を照らす灯台」をイメージして設計され、観光都市・京都の新たな玄関口としての役割を担うことが期待されている。

一方で、歴史的景観との調和を巡っては賛否もあり、今後この塔が市民生活や観光にどのような影響を与えるのか、注視されるところである。

— RekisyNews 都市・文化面 【1964年】

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