【ワシントン 12月28日】
アメリカ合衆国で本日、絶滅の危機に瀕する動植物の保護を目的とした新たな連邦法が施行された。これは「絶滅の危機に瀕する種の保存に関する法律」と呼ばれ、急速な開発や環境破壊によって数を減らしている野生生物を国家として保護するための包括的な枠組みを定めたものである。
同法は、絶滅危惧種および危急種の指定制度を設けるとともに、これらの種を捕獲・殺傷・取引する行為を原則として禁止した。また、生息地の破壊を防ぐため、連邦政府の事業や許認可に対しても厳格な環境審査を求める内容となっている。
背景には、ハクトウワシやハイイログマなど、かつて米国を象徴してきた生物が存続の危機に直面している現状への強い危機感がある。政府関係者は「経済発展と自然保護の両立を図る歴史的な一歩だ」と意義を強調している。
この法律の施行により、米国の環境政策は大きな転換点を迎えた。今後は産業界や各州政府との調整が課題となる一方、国際的な自然保護の取り組みにも影響を与える可能性があり、その行方が注目されている。
— RekisyNews 環境面 【1973年】
