衆議院解散、政界に激震 「黒い霧」追及の中で総選挙へ

【東京 12月27日】

佐藤栄作内閣は本日、衆議院を解散した。政界を揺るがしてきた一連の汚職・不祥事疑惑、いわゆる「黒い霧」が国会で厳しく追及される最中での解散となり、政局は一気に総選挙へとなだれ込む展開となった。

今国会では、与野党を問わず現職議員や元閣僚の関与が取り沙汰される疑惑が相次ぎ、国会運営は停滞。野党側は徹底した真相究明を要求し、内閣不信任案の提出も視野に入れて攻勢を強めていた。こうした状況下での解散決断について、政府関係者は「国民の信を直接問う以外に道はない」と説明している。

一方、野党各党は「疑惑解明を避けるための逃げの解散だ」と強く反発。政治不信がかつてないほど高まる中での選挙となることは避けられず、選挙戦では金権体質や政治倫理のあり方が最大の争点になると見られている。

永田町周辺では、突然の解散を受け、各党が一斉に選挙準備に動き出した。与党内からは結束を呼びかける声が上がる一方、疑惑を抱える議員の処遇をめぐっては調整が難航する気配も漂う。街頭では、有権者から「政治を立て直してほしい」「真実を明らかにすべきだ」といった声が聞かれた。

今回の衆議院解散は、戦後政治史においても異例の不信感の中で行われたものとして記憶される可能性が高い。総選挙の結果が、日本政治の体質転換につながるのか、国民の審判が注目されている。

— RekisyNews 政治面 【1966年】

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