【ミンドロ島沖 12月26日】
フィリピン戦線が緊迫する中、本日、ミンドロ島沖の海域で大日本帝国海軍とアメリカ海軍との間に海戦が発生した。帝国海軍は、米軍の上陸・補給体制に打撃を与えることを目的として、作戦名「礼号作戦」を発動し、艦隊を出撃させた。
同作戦は、ミンドロ島に展開する米軍部隊への輸送線遮断を狙ったもので、夜間を中心に敵艦隊への接近と攻撃を試みた。現地海域では激しい砲撃と航空攻撃が相次ぎ、制空権を掌握する米軍航空戦力の圧力が帝国海軍の行動を大きく制約したと伝えられている。
米軍側は、上陸作戦を支援するため強力な護衛部隊と航空兵力を配備しており、接近する日本艦隊に対して即応態勢を整えていた。戦闘の詳細な損害状況はなお不明な点が多いが、海空からの反撃により、帝国海軍は作戦の継続に困難をきたした模様だ。
礼号作戦は、レイテ沖海戦以降もなお続く日本側の反攻努力の一環として位置づけられるが、戦局全体では守勢を強いられる中での苦しい出撃となった。現地では、制海・制空権をめぐる力の差が改めて浮き彫りになったとの見方が広がっている。
フィリピン方面の戦いは年末を迎えても収束の兆しを見せず、ミンドロ島周辺の海域は引き続き重要な戦略地点として、日米双方の動向が注視されている。
— RekisyNews 国際面 【1944年】
