【静岡 12月26日】
プロレス史に名を刻む伝説的王者ルー・テーズが、本日、静岡県浜松市の浜松アリーナで行われた試合を最後に現役生活に終止符を打った。74歳のテーズは、新日本プロレスの蝶野正洋と対戦したが、激しい攻防の末に敗れ、この一戦をもって正式に引退を表明した。
テーズは戦後から世界各地で活躍し、NWA世界ヘビー級王座をはじめ数々のタイトルを獲得。「鉄人」「生きる伝説」と称され、プロレスを格闘技として成立させた存在として高く評価されてきた。日本とも縁が深く、多くの日本人レスラーに技術と精神の両面で影響を与えた人物である。
この日の試合では、年齢を感じさせない巧みなレスリングで観客を沸かせたが、最後は若き実力者・蝶野の前に力尽きた。試合後、場内は万雷の拍手に包まれ、一時代を築いた王者への敬意と惜別の思いが広がった。
テーズの引退は、プロレス史における一つの時代の終焉を象徴する出来事となった。
— RekisyNews スポーツ面 【1990年】
