【東京 12月26日】
明治政府は本日、日本で初となる裁判所「東京裁判所」を設置した。これにより、従来の奉行所や藩ごとに異なっていた裁断の仕組みから脱し、近代国家にふさわしい司法制度の確立に向けた第一歩が踏み出された。
東京裁判所は、刑事・民事の裁判を扱う中央機関として位置づけられ、法に基づく裁定を行うことを目的としている。これまでの裁きは、身分や慣習に左右される側面が強かったが、今回の設置により、法律を基準とした公平な裁判の実現が目指されることとなった。
明治維新以降、政府は版籍奉還や廃藩置県など、国家体制の再編を急速に進めてきたが、司法制度の整備はその中核を成す課題であった。東京裁判所の設置は、欧米諸国に倣った近代法治国家への転換を内外に示す象徴的な出来事と受け止められている。
今後は、地方裁判機関の整備や法典の編纂も進められる見通しで、日本の司法は大きな転換期を迎えたと言えよう。
— RekisyNews 社会面 【1871年】
