【香港 12月25日】
南方で戦線を拡大する大戦下、この日、香港においてイギリス軍が日本軍に正式降伏し、今月8日以来続いていた香港の戦いは終結した。総督官邸で行われた降伏手続きにより、英領香港は軍事的抵抗を停止し、日本軍の管理下に入った。
開戦直後から九龍半島、新界を急速に制圧した日本軍は、香港島への上陸後も激しい市街戦を展開した。英軍およびカナダ軍部隊は要地で抗戦したが、弾薬・水資源の枯渇と多数の死傷者により、継戦能力を失ったとされる。市内では民間人の被害も拡大し、総督は住民のさらなる犠牲を避けるため降伏を決断した。
降伏日はキリスト教圏ではクリスマスに当たり、香港では後に「暗黒のクリスマス」と呼ばれることとなる。これにより、約150年続いたイギリスの植民地統治は幕を閉じ、日本による香港統治が始まった。
今後、占領下の行政運営や住民生活の行方は不透明であり、東アジア情勢はさらに緊迫の度を深めている。
— RekisyNews 国際面 【1941年】
