オーベルンドルフの教会で新たな聖歌 「きよしこの夜」初披露

【オーベルンドルフ 12月25日】

オーストリア帝国ザルツブルク近郊の町オーベルンドルフにある聖ニコラウス教会において、本日の降誕祭のミサで、新たなクリスマス・キャロル「きよしこの夜」が初めて披露された。静かな旋律と素朴な歌詞をもつこの聖歌は、参列した信徒たちの深い感動を呼んでいる。

この歌は、同教会の助任司祭ヨーゼフ・モールが数年前に作詞した詩に、教会のオルガニストであるフランツ・クサーヴァー・グルーバーが曲を付けたものである。教会のオルガンが使用できない事情から、今夜の演奏はギター伴奏による合唱という異例の形で行われたが、その穏やかな調べは、かえって聖夜の雰囲気を際立たせた。

歌詞は、幼子イエスの誕生を祝うとともに、静けさと平安に満ちた夜を描写しており、戦乱や困窮が続く時代の中で、人々の心に安らぎを与える内容となっている。ミサ後、参列者の間では「これまでにない温かさを感じた」「長く歌い継がれる歌になるだろう」といった声も聞かれた。

この無名の小さな町で生まれた一曲が、今後どのように広まり、降誕祭の音楽として定着していくのか、注目される。

— RekisyNews 文化面 【1818年】

アイキャッチ画像 Von Schmeissnerro – Eigenes Werk, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=60489406

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