【モスクワ 12月25日】
ソビエト連邦のミハイル・ゴルバチョフ大統領は本日夜、国民向けのテレビ演説を行い、大統領職からの辞任とともに、ソビエト連邦がその歴史的役割を終え、国家として解体されることを公式に表明した。1917年の革命以来続いた社会主義連邦国家は、ここに事実上の終焉を迎えた。
演説でゴルバチョフ氏は、改革路線であるペレストロイカとグラスノスチについて言及しつつ、「自由と民主主義という原則は社会に根付いた」と強調した一方、連邦を維持する政治的基盤が失われたことを認めた。すでに今月21日には、ロシアなど11共和国がアルマ・アタで会議を開き、ソ連の消滅と独立国家共同体(CIS)の創設を決定している。
辞任表明後、クレムリン上空では赤いソ連国旗が降ろされ、ロシア三色旗が掲揚された。これにより、連邦大統領職は消滅し、核戦力の管理など主要権限はロシア共和国大統領ボリス・エリツィン氏へ移管される。
世界情勢に大きな影響を与えてきた超大国の解体は、冷戦の最終的な幕引きとして各国で受け止められており、国際秩序は新たな局面へと移行することになる。
— RekisyNews 国際面 【1991年】
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