【ハイチ沖 12月25日】
大西洋横断航海を続けていたクリストファー・コロンブス指揮下のキャラック船サンタ・マリア号は本日未明、見張りの不手際によりハイチ沖の珊瑚礁に乗り上げ、航行不能となった。夜間の穏やかな海況の中で警戒が緩み、座礁に至ったとみられる。
船体は激しく損傷し、引き離しは困難と判断された。乗員に大きな負傷はなく、積荷の一部や船材は救出された。コロンブスは残る船を用いて人員の再配置を進め、現地の協力も得ながら船材を再利用して拠点の設営を決断した。これは、今後の探索と帰還に向けたやむを得ない措置である。
本航海は、未知の海路と土地の調査を目的としており、今回の事故はその困難さを改めて示す出来事となった。一方で、現地の自然環境や沿岸の危険性が具体的に把握され、新大陸における航行知識の蓄積という点では重要な経験ともなった。指揮官は探索継続の意思を示しており、航海の行方はなお注目される。
— RekisyNews 国際面 【1492年】
