【ガン 12月24日】
北米を舞台に続いてきた米英戦争を終結させるため、アメリカ合衆国とイギリスは本日、ベルギーの都市ガン(現ヘント)において停戦条約に調印した。両国全権が署名したこの条約は、以後「ガン条約」と呼ばれることになる。
条約は、戦争によって生じた領土の占領をすべて戦前の状態に戻すことを原則とし、いずれの側も領土的な獲得を行わない内容となっている。英側が重視していた先住民国家の緩衝地帯構想や、米側が主張していた海上権益の明文化などは盛り込まれず、相互の現状回復と講和を優先する妥協的な合意となった。
この戦争は、英仏間の戦争に起因する海上封鎖や強制徴用を背景に、1812年に米国が宣戦したことで始まった。首都ワシントンの占領や各地での激戦を経て、双方とも戦費と人的損耗に疲弊しており、欧州での情勢変化も講和を後押ししたとみられる。
条約の批准と正式な戦闘停止は今後の手続きを待つことになるが、北米における米英間の大規模戦争は終息へ向かう見通しとなった。
— RekisyNews 国際面 【1814年】
