【東京・有楽町 12月24日】
東京市麹町区有楽町において本日、建築家・渡辺仁の設計による日本劇場が開場した。帝都の中心に誕生したこの大規模劇場は、演劇・映画・音楽など多様な興行に対応する総合娯楽施設として整備され、年末の街に新たな賑わいをもたらしている。
日本劇場は鉄筋コンクリート造の堂々たる外観を備え、内部には広い客席と最新設備を備えた舞台機構が設けられた。設計を手がけた渡辺仁は、東京駅丸の内本屋などで知られる建築家であり、本劇場でも近代的機能性と格調ある意匠の両立が図られている。開場初日には関係者や招待客が詰めかけ、都市文化の新拠点の誕生を祝った。
昭和初期の東京では娯楽の大衆化が進み、映画や舞台芸術が市民生活に深く浸透しつつある。日本劇場の開場は、そうした時代の潮流を象徴する出来事として注目されており、今後は帝都文化の発信地として重要な役割を担うものとみられている。
— RekisyNews 文化面 【1933年】
