GHQ、東京宝塚劇場を接収 「アニー・パイル劇場」と改称

【東京 12月24日】

連合国軍総司令部(GHQ)は本日、東京・有楽町に所在する東京宝塚劇場を接収し、名称を「アニー・パイル劇場」と改めた。終戦後の占領政策の一環として行われた措置で、同劇場は今後、占領軍関係者向けの文化・慰問施設として使用される見通しである。

東京宝塚劇場は、戦前から演劇や映画の上演で親しまれてきた大規模劇場であり、戦時中は興行活動が制限されていた。今回の接収により、劇場の管理・運営はGHQの管轄下に置かれ、日本側の使用は停止された。関係者によれば、施設は比較的良好な状態にあり、改装を最小限にとどめたうえで利用されるという。

新名称の「アニー・パイル劇場」は、太平洋戦争中に戦地で取材を続け、兵士から高い支持を得た米国の従軍記者アーニー・パイルにちなむものである。GHQ関係者は、占領軍将兵の慰安と士気の維持を目的とした象徴的な命名であると説明している。

市民の間では、長年親しまれてきた劇場が外国軍の管理下に入ったことに複雑な思いを抱く声も聞かれる。一方で、占領下の東京では同様の接収が相次いでおり、戦後の都市空間が急速に変容している現実を示す出来事として受け止められている。

— RekisyNews 社会面 【1945年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次