【東京 12月23日】
本日、東京・芝公園に建設が進められてきた東京タワーの完工式が行われ、あわせて正式な営業が開始された。高さ333メートルの同塔は、放送用電波塔としての役割に加え、戦後復興を象徴する新たな都市景観として注目を集めている。
式典には関係者が出席し、工事の無事完了を祝うとともに、今後の運用と安全が祈念された。東京タワーは、急速に拡大するテレビ放送の電波需要に応えるため建設されたもので、複数の放送局の送信設備を集約する国内最大級の電波塔となる。鋼材の多くは国産で賄われ、短期間での完成は技術力の高さを示す成果といえる。
営業開始により、一般来場者は展望台から都心を一望できるようになった。晴天時には遠方まで見渡せる眺望が話題となり、新しい観光名所としての期待も高まっている。早朝から訪れた市民の一人は「東京が生まれ変わったことを実感する」と感想を語った。
関係者は、同塔が放送インフラとしての中核を担うと同時に、平和と成長を象徴する建造物として長く親しまれることを願っている。年の瀬を迎える都心に、新たなランドマークが誕生した。
— RekisyNews 社会面 【1958年】
