【千葉・中山 12月23日】
本日、中山競馬場において第1回中山グランプリが開催され、年末を飾る大レースとして競馬界に新たな節目が刻まれた。本競走は、ファン投票によって出走馬を選定する方式を採り、従来の重賞競走とは異なる試みとして注目を集めてきた。
当日は冬晴れのもと、多くの観衆がスタンドを埋め、発走前から場内には高揚した空気が漂った。実力馬が顔を揃えた一戦は、道中の駆け引きから直線での追い比べまで見応えのある内容となり、年末の総決算にふさわしい白熱した競馬が展開された。観客席からは大きなどよめきと歓声が上がり、新競走への期待の高さをうかがわせた。
主催者側は、この中山グランプリを通じて競馬ファンの参加意識を高め、競馬の魅力をより広く浸透させたい考えを示している。なお、この競走は来年から名称を「有馬記念」と改める予定とされ、今後は毎年恒例の大舞台として定着する見通しだ。
初開催ながら成功裏に終わった今回の競走は、戦後復興期にある日本の競馬文化が新たな段階へ進みつつあることを印象づけた。年末の風物詩として、このレースがどのような歴史を刻んでいくのか、関係者とファンの関心が集まっている。
— RekisyNews スポーツ面 【1956年】
