ベニントン近郊で英軍撃退 植民地軍、補給部隊を捕捉

 【ベニントン 8月16日】

本日午後、ニューヨーク北部ベニントン近郊で英軍と植民地軍が交戦し、植民地軍が勝利を収めた。戦いは、英軍北方方面軍が補給物資の確保を目的に派遣した部隊を、植民地軍とその同盟民兵が迎え撃ったものである。

英軍側はドイツ・ブランズウィック公国の兵士を含む約800名で構成され、指揮はフリードリヒ・バウム少佐が執った。彼らは食糧や馬匹の確保を狙いベニントン方面に進軍したが、その動きを察知した植民地軍のジョン・スターク将軍が約1500名の民兵を率い迎撃に向かった。

午前中からの小競り合いの後、午後3時頃に本格的な総攻撃が開始。植民地軍は周囲の森林と高地を利用して包囲陣形を敷き、英軍の陣地を四方から圧迫した。激しい銃撃戦の末、バウム少佐は重傷を負い、英軍は指揮系統を失って崩壊。多くが捕虜となった。

一時、英軍の増援部隊が現れ反撃を試みたが、すでに勢いを得た植民地軍がこれを撃退。戦闘は夕刻までに終結した。推定で英軍側は200名以上が戦死、数百名が捕虜となったのに対し、植民地軍の損害は比較的軽微とされる。

スターク将軍は勝利後、「今日の成果は自由を求める我らの志の強さを示すもの」と兵を鼓舞。地元住民も補給物資や武器の奪取を喜び、戦意を新たにしている。

この勝利は北部戦線における英軍の進撃計画を遅らせ、今後の戦局に大きな影響を与える可能性が高い。

— RekisyNews 国際・戦況面 【1777年】

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