サンリオピューロランドついに開園──多摩に“夢の室内テーマパーク”誕生、初日から家族連れで大行列

サンリオピューロランド

【東京・多摩市 12月7日】

本日、東京・多摩ニュータウンに、サンリオが手がける屋内型テーマパーク 「サンリオピューロランド」 が開園した。

ハローキティをはじめとする人気キャラクターたちの世界を立体的に再現した同施設は国内でも珍しい本格的 “全天候型テーマパーク” であり、開園前から大きな注目を集めていた。

朝早くからパーク前には長い行列ができ、親子連れの姿が目立った。開園と同時に、館内中央の 「メルヘンシアター」 では華やかなオープニングショーが上演され、キャラクターたちがステージに勢ぞろいすると、子どもたちから歓声が上がった。

館内はバリアフリーを意識した造りとなっており、アトラクション、ライブショー、キャラクターミュージアム、レストラン、ショップが一体となった空間を形成している。中でも、光と音を駆使したショーや、キャラクターと触れ合える演出は、「子どもだけでなく大人も楽しめる」と来場者から好評を得ている。

サンリオ関係者は、「ここは “夢と思いやりの心を育む場所” として設計した。ファンタジーと文化の融合をテーマに、日本ならではのキャラクター文化を世界へ発信したい」と語った。多摩市の担当者も「地域活性化の大きな柱になる」と期待を寄せている。

一方で、屋内型施設ならではの運営コストの高さも指摘されており、今後の集客・イベント企画が成否を左右するとみられる。それでも初日の来園者の反応は上々で、都心からのアクセスも良く、今後は修学旅行や観光客の需要も見込まれる。

今日の開園は、日本のキャラクター文化が本格的に娯楽産業として定着し始めた象徴的な一日であり、多摩ニュータウンの新たな名所としての期待が高まる。

— RekisyNews 社会面 【1990年】

アイキャッチ画像 Kakidai – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=156221043による

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