【コロラド領 サンドクリーク 11月29日】
本日未明、コロラド領東部サンドクリーク周辺にて、米軍志願兵部隊が先住民の村を急襲し、多数の死傷者が発生した。現地には和平を求め米軍と交渉を続けてきたシャイアン族およびアラパホ族の集落があり、夜明け前の突然の攻撃に村は大混乱となった。
現地の証言によれば、村では和平の意思を示す白旗や米国旗が掲げられていたという。しかし、夜明け直後に兵士らが一斉に銃撃を開始し、逃げ惑う人々の叫び声が渓谷に響いた。集落周辺では女性や子どもを含む多くの遺体が確認され、負傷者を抱えた家族が震える手で残骸をかき分けている。
今回の行動を指揮したコロラド志願兵側は、地域の治安維持を目的とした作戦であると主張している。一方、和平交渉に携わってきた住民や通訳は、「攻撃を受ける理由はなかった。交渉の最中であり、村は無防備だった」と述べ、激しい怒りと衝撃を隠せない。
サンドクリーク周辺では近月、入植者の移動増加に伴う摩擦が続いており、双方の不信が強まっていた。だが、今回の襲撃はその緊張を一気に吹き飛ばすもので、領内では報復やさらなる衝突を懸念する声が急速に広がっている。負傷者の救護にあたる者は不足し、周辺の集落からは恐怖のため避難の動きも見られる。
ワシントン当局は事態の情報収集中とされるが、詳細はまだ発表されていない。コロラド領における先住民政策への疑念が高まる中、今回の急襲は地域の安定に深刻な影を落とすことになりそうだ。
— RekisyNews 国際面 【1864年】
