【ブレスラウ 11月22日】
七年戦争の最中、本日シュレージエン地方の戦略拠点ブレスラウ近郊で発生した「ブレスラウの戦い」において、オーストリア軍がプロイセン軍に対し圧倒的な勝利を収めた。
オーストリア軍はカール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲン大公およびレオポルト・フォン・ダウン将軍のもと、約8万の兵を展開。対するプロイセン軍は、アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・ベーヴェルン将軍の指揮のもと約3万人で防衛にあたっていたが、数と機動力に勝るオーストリア軍に包囲され、激しい砲撃戦と歩兵突撃を受けて壊滅的打撃を被った。
戦いの末、ベーヴェルン将軍は捕虜となり、プロイセン軍は総崩れとなってブレスラウ市内へ退却。まもなく同市もオーストリア軍の手に落ちる見通しとなっている。
この勝利により、オーストリアは長年の懸案であるシュレージエン奪還に大きく前進。戦局は新たな転機を迎えた。今後はフリードリヒ大王の反撃に注目が集まる。
— RekisyNews 国際面 【1757年】
