マイクロソフト、新OS「Windows XP」発売 安定性と使いやすさを大幅改善

【東京 11月16日】

米マイクロソフト社の最新OS、「Windows XP」 が本日ついに国内で発売された。従来のWindows 98/Me系とNT系の二本立てを一本化し、安定性と操作性を兼ね備えた“次世代OS”として各地の量販店には早朝から長蛇の列ができた。

XPは内部構造にWindows 2000を基盤とするNTテクノロジーを採用し、家庭用PCでも高い信頼性を発揮する点が特徴。ブルースクリーンによる強制終了など、旧世代OSで頻発したトラブルの大幅な減少が期待される。

また、起動速度の向上、USB機器の即時認識、写真・動画編集を簡便にする統合メディア機能など、一般ユーザー向けの機能も強化。デザイン面では新しい「Luna」インターフェースを採用し、アイコンやウインドウ形状が柔らかく親しみやすい印象に変わった。

パソコン販売店によると、特に家庭向けのHome Editionと企業向けのProfessional Editionが好調で、各店舗で初回入荷分が次々と売り切れている。発売イベントに登壇したマイクロソフト日本法人の担当者は「XPはすべてのユーザーに安定と快適さを提供する」と強調した。

ネットワーク技術が急速に普及する中、Windows XPは“デジタル生活”の中心として期待されている。新OSの登場は、日本のパソコン環境にも大きな転換点となりそうだ。

— RekisyNews 経済・技術面 【2001年】

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