【東京・品川 10月19日】
本日、東京都品川区の勝島地区において、「しながわ水族館」が正式に開館した。都心にほど近い立地でありながら、海や川の生態を間近に観察できる水族館として、開館初日から多くの家族連れや観光客で賑わいを見せている。
館内では、「東京湾に生息する魚たち」や「世界の海の生物」など、約300種・2万点以上の生物が展示されており、トンネル型の大水槽や、イルカ・アシカのパフォーマンスショーも大きな目玉となっている。特に、全長22メートルの海中トンネルは、まるで海底を歩いているような没入感が味わえると来場者の評判を呼んでいる。
品川区が主体となって整備した本施設は、「海と遊ぶ・海に学ぶ・海とふれあう」をコンセプトに掲げ、都市部の子どもたちに海洋環境や生態系への関心を育んでもらうことを狙いとしている。館内には、触って学べる「ふれあいコーナー」や、映像と展示を組み合わせた学習スペースも用意されており、教育施設としての役割も期待されている。
開館セレモニーで挨拶に立った区長は、「東京湾と隣接する品川の特性を生かし、水辺の魅力を発信する拠点として発展させていきたい」と語った。
今後は地域住民だけでなく、都内外からの観光拠点としても注目を集めそうだ。
— RekisyNews 社会面 【1991年】
アイキャッチ画像 kobakou – SHINAGAWA AQUARIUM, CC 表示 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=9473851による