【大阪 10月1日】
本日、江崎グリコ株式会社（本社：大阪市）は、かねてより開発を進めていた新感覚のスティック型チョコレート菓子「ポッキー」を全国で発売した。プレッツェル風の細長いビスケットの棒に、途中までチョコレートをコーティングしたユニークな構造が特徴で、これまでにない“手を汚さずに食べられるお菓子”として注目を集めている。
菓子の名称「ポッキー」は、食べた際に鳴る“ポキッ”という軽快な音に由来しており、ネーミングにも親しみやすさがある。グリコ広報担当者によると、発売前から若者を中心に試食の評判は上々で、「持ちやすくて、おしゃれ。甘すぎず何本でも食べられる」との声が多く寄せられているという。
パッケージも赤を基調としたスタイリッシュなデザインで、携帯しやすい箱型の包装が採用されている点も、従来のチョコレート商品と一線を画している。価格は1箱30円で、学生や若年層にも手が届きやすい価格設定だ。
江崎グリコでは、ポッキーを「新しい時代のおやつ文化の象徴として育てたい」としており、今後はテレビCMや雑誌広告を通じて全国的なプロモーションを展開していく方針だ。
チョコレート菓子の常識を覆すこの新商品が、今後の菓子市場にどのような影響を与えるのか。スイーツ業界の注目が集まっている。
— RekisyNews 経済面 【1966年】
