歓喜の渦、再び甲子園に──阪神タイガース、18年ぶりのセ・リーグ制覇達成

【大阪 9月15日】

本日、プロ野球セントラル・リーグにおいて、阪神タイガースが18年ぶりとなるリーグ優勝を果たした。1985年以来の歓喜に、阪神ファンは文字通り街に飛び出し、大阪の中心地・道頓堀では再び熱狂の渦が巻き起こっている。

阪神はこの日、広島東洋カープとの試合には敗れたものの、2位・中日ドラゴンズが敗れたことでマジックナンバーが点灯中のタイガースの優勝が確定。午後9時すぎ、球団として4度目のリーグ制覇が正式に決まった。岡田彰布ヘッドコーチをはじめ、星野仙一監督ら首脳陣、選手たちは歓喜の中、グラウンドで抱き合いながら喜びを爆発させた。

今シーズンのタイガースは、打線では金本知憲今岡誠らが中心となり、高い得点力を誇ったほか、投手陣でも井川慶がエースとして君臨。シーズン序盤から独走体制を築き、夏場の失速を乗り越えての見事な栄冠となった。

甲子園球場の周辺では、優勝決定の瞬間を待ちわびたファンが数万人規模で詰めかけており、球場外からも地鳴りのような歓声が沸き起こった。また、大阪ミナミの道頓堀では恒例の「戎橋ダイブ」も再現され、警察当局は安全確保のために厳戒態勢を敷く対応に追われた。

なお、阪神はこの優勝をもって、10月からの日本シリーズ出場が決定。18年前と同様、日本一への挑戦が再び始まることとなる。

— RekisyNews スポーツ面 【2003年】

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