【東京 9月8日】
プロ野球セントラル・リーグで、読売ジャイアンツが本日、リーグ優勝を決めた。2リーグ分裂(1950年)以後では史上最短となるこの快挙は、長いペナントレースを戦い抜いた全選手・首脳陣の努力の賜物といえる。
今季のジャイアンツは開幕から安定した戦いぶりを見せ、序盤から他球団を大きく引き離す展開に。攻守にわたるバランスの取れた布陣に加え、ベテランと若手がかみ合ったことで勢いを保ち続け、9月上旬という異例の速さでの優勝決定となった。
優勝を決めた試合後、原辰徳内野手は「この瞬間のために1試合1試合を全力で戦ってきた」と語り、監督の藤田元司氏も「全員野球の結実」とチームを称えた。
この優勝により、ジャイアンツは日本シリーズ出場を決めたことになる。今後はパ・リーグ覇者との頂上決戦に向けて、調整と再びの結束が求められる。
セ・リーグの長い歴史の中で最短優勝という記録は、今後語り継がれるであろう節目となった。
— RekisyNews スポーツ面 【1990年】