北京パラリンピック、盛大に開幕 世界の障がい者アスリートが集結

【北京 9月6日】

 第13回夏季パラリンピック競技大会が本日、中国・北京国家体育場(通称「鳥の巣」)にて華やかに開幕した。世界146の国と地域から、史上最多の約4000人の障がい者アスリートたちが集い、12日間にわたり熱戦が繰り広げられる。

開会式は、先の北京オリンピックに匹敵する演出規模で行われ、色彩豊かな舞台や音楽、そして障がいのある演者たちのパフォーマンスが、会場を訪れた約9万人の観衆を魅了。アジアで2度目となる夏季パラリンピック開催にふさわしい、希望と共生のメッセージに満ちた開幕となった。

中国の胡錦濤国家主席が開会を宣言し、聖火は義足のアスリートによって最上部へと点火された。会場全体が拍手と歓声に包まれる中、「一つの世界、一つの夢」という共通スローガンのもと、障がいの壁を超えた競技精神が高らかに示された。

日本からは162人の選手団が参加し、車いす陸上や水泳、柔道などに出場予定。特に北京オリンピックでの金メダルラッシュに続き、パラリンピックでもメダル獲得への期待が高まっている。

大会は9月17日まで開催され、20種目以上の競技を通して世界中に「挑戦する力」を届ける。スポーツを通じて障がい者の社会参加を促すというパラリンピックの理念が、北京の地でいかに花開くか注目が集まる。— RekisyNews スポーツ面 【2008年】

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