【東京 3月22日】
日本電信電話公社(電電公社)は本日、光ファイバーを用いた海底ケーブルによる通信実験に成功したと発表した。これは光のパルス信号を極細のガラス繊維に通すことで、従来の銅線ケーブルを遥かに凌ぐ大容量・高品質な通信を可能にする画期的な技術であり、深海という過酷な環境下での実用化に向けた大きな一歩となる。
実験では、実際に海底に敷設されたケーブルを介して信号の減衰や安定性を検証。その結果、デジタル信号が極めてクリアに伝送されることが確認された。光ファイバーはノイズに強く、長距離伝送においても中継器の数を劇的に減らせるメリットがある。
この技術が実用化されれば、国際電話やデータ通信のコストは大幅に下がり、将来的な情報の高度化に対応するインフラの柱となることは間違いない。本日、日本の技術陣が海を越えて繋いだ一筋の光は、世界をリアルタイムで結ぶ「高度情報社会」への扉を力強く押し開いた。
— RekisyNews 経済面 【1978年】
