【南アフリカ 3月22日】
南アフリカ・トランスヴァール共和国において本日、弁護士ガンジー(モハンダス・カラムチャンド・ガンディー)が、インド系移民の権利を著しく制限する法律に反対し、組織的な「不服従運動」を開始した。これは、アジア系住民の登録を義務付け、人権を無視した差別的な法律に対する決死の抵抗である。
ガンジーは、暴力を持って対抗するのではなく、不当な法には従わず、その報いとしての処罰を甘んじて受けるという、独自の闘争哲学「サティヤーグラハ(真理の把握)」を提唱。本日、多くのインド系住民がこれに応じ、登録拒否や抗議活動に加わった。
南アフリカでのこの闘いは、インド独立運動を後にリードすることになるガンジーにとって、史上初の本格的な政治活動の舞台となった。武力を使わずに強大な権力と対峙する「非暴力」の精神は、白人至上主義的な支配に揺さぶりをかけており、人種差別に苦しむ世界中の人々へ静かな、しかし力強い希望の光を投げかけている。
— RekisyNews 社会面 【1907年】
