【コペンハーゲン 3月21日】
イギリス空軍(RAF)は本日、ナチス・ドイツ占領下のデンマーク首都コペンハーゲンにおいて、秘密警察ゲシュタポの本部を標的とした超低空精密爆撃「カルタゴ作戦」を敢行した。爆撃機モスキート20機が参加したこの作戦は、デンマーク抵抗運動を弾圧していた拠点を破壊することには成功したが、付近の学校が誤爆に巻き込まれる凄惨な犠牲を伴う結果となった。
作戦の主目的は、市中心部のシェルハウスに置かれたゲシュタポ本部を撃破し、拘束されていた抵抗運動の闘士たちを救出、あるいは彼らに関する重要書類を焼却することであった。攻撃機は防空網を避けるため超低空で侵入。爆弾は狙い通り本部を直撃し、混乱に乗じて多くの捕虜が脱出に成功した。
しかし、攻撃の最中に1機のモスキートが街灯に接触して墜落。その火災を標的と誤認した後続機が、近隣の「フランス学校」を爆撃した。この誤爆により、児童86名を含む125名以上の市民が命を落とした。解放のための精緻な軍事作戦が、罪のない子供たちの血で汚された事実に、コペンハーゲンの街は深い悲しみと憤りに沈んでいる。
— RekisyNews 社会面 【1945年】
