明石海峡大橋、ついに開通 ―― 世界最長の吊り橋、本四連絡の「夢の懸け橋」完成

【神戸 3月21日】

全長3,911メートルを誇る世界最長の吊り橋「明石海峡大橋」が開通の日を迎えた。兵庫県神戸市と淡路島を結ぶこの巨大プロジェクトは、10年の歳月と約5,000億円の巨費を投じて完成。本州と四国を陸路で結ぶ「本州四国連絡橋」の最終ピースが埋まり、西日本の交通・物流は歴史的な大転換点を迎えた。

この橋の心臓部である中央支間長は1,991メートルに達し、ギネス世界記録にも認定される世界初の規模である。建設中には阪神・淡路大震災に見舞われ、地盤のズレにより全長が1メートル伸びるという不測の事態も起きたが、日本の高度な土木技術がそれを見事に克服した。

本日行われた開通式典では、多くの市民が「パールブリッジ」と称される美しいシルエットを見上げ、歓喜の声を上げた。海峡を吹き抜ける風の中、淡路島から神戸へと続くヘッドライトの列は、地域経済の活性化と震災復興の象徴として、輝かしい未来を照らしている。

— RekisyNews 社会面 【1998年】

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